『ことばのサプリ』〜ドラマ・僕らは奇跡でできている エピソード1〜

今回ご紹介していくのは、高橋一生さん主演のドラマ『僕らは奇跡でできている』の中で、登場人物たちが発した言葉になります。

このドラマは見ていてすごく気づかされることが多くて、見てよかったと心から思えた素敵な作品でした。

そんなドラマの素敵な『ことば』をご紹介していきます。

ドラマの内容

幼い頃から周囲となじむことができず、生き物にこの上ない魅力を感じている主人公・相河一輝(高橋一生)は大学の講師として働いています。そんな相河の何気ない日常を描く内容になっていますが、言葉の一つ一つにハッとさせられたり考えさせられる内容になっています。相河の周囲の人間(歯医者の先生、同僚、学生など)も、そんな彼の存在に影響を受け成長していく内容となっていて、見ていて暖かい気持ちになれます。

あらすじや登場人物の相関図は、公式HPをご覧ください。

そんな素敵な作品の中では、素敵な『ことば』がたくさん出てきます。

まずはエピソード1で私個人の主観になりますが、記憶に残る『ことば』をご紹介していこうと思います。

どうしたらこの器が輝くと思う?

この言葉は幼少期の一輝が、陶芸家の祖父・義高が作った器を落として割ってしまった際に、義高が一輝に向けて言った一言。

器を割ってしまった一輝に怒ることはせず、割れてしまい器としての役割を果たせなくなったものに対して「どうすればそのものが価値のあるものにできるか?」を問う義高の言葉にハッとさせられました。

一見、起こった事柄に対してそのものの価値が大きく揺らぐことがありますが、それに価値を見出せるかは自分の想像力や気持ち一つであると考えさせられます。

自分の見えている、感じている価値観が全てではないんですね。

戦いに勝ったものが生き残ったわけではないのです。パンダが生き残れたのは自分の弱さを受け入れ、高地に逃げたことに始まり、今まで絶対に食べることのなかった。。。。

この言葉は、一輝が授業の中で生存競争の中でパンダが取った選択の説明をした際の内容になります。この言葉は、授業終了のチャイムとともに途中で途切れてしまいますが、続く言葉は「消化の悪い笹を食べることを選択したからです」と想像できます。

歯のありがたみが分かったろう

ずっと放置していた歯の痛みに耐えかね、歯医者を訪れた一輝でしたが、そこで歯を抜かなければならないことを告げられ落ち込みます。

そんななか訪れた義高のもとで、一緒に食事をしている時に「歯を抜かなくちゃいけなくて大変でさぁ」と話しかけると「よかったなぁ」と言う義高。一輝は戸惑いながら「僕の話ちゃんと聞いてる?」と言ったあとの義高のことばです。

人は失った後に、そのもののありがたみを強く感じることが出来ますが、これは人間の欠点であるように感じますね。常日頃から、“当たり前”の存在を尊ぶことは難しいかもしれませんが、自分の周りの人にも物にも“感謝のきもち”を忘れずにしたいですね。

うさぎは見下すために走るんです

前に書いたように、一輝は歯の治療のために歯医者に通っていますが、そこには父から引き継いだ歯医者を営む榮倉奈々さん演じる“育美”がおります。経営学や海外留学を経て、今に至る育美はバリバリ仕事をこなしています。

抜歯に訪れた一輝は、イソップ物語の「うさぎとカメ」について育美と話します。

一輝「先生はうさぎっぽいですね」

育美「あの、こう見えてうさぎじゃないんですよ。私。意外と努力型?器用じゃないけどコツコツ頑張るタイプで、どっちかていうと、、カメですね。」

一輝「コツコツ頑張るのがカメなんですか?」

育美「えぇ、、そうですよね?」

一輝「物語の解釈は自由ですが」

育美「相河さんのカメはどんなカメなんですか?」

一輝「カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも興味がないんです。カメはただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。」「想像してみてください。地面を這いつくばって前に進むカメにしか見えない世界。地面から数センチの世界。その素晴らしい世界を、楽しむためだけにカメはただ前に進むんです。(略)」

育美「じゃあうさぎは、うさぎはどういう解釈ですか?。能力があるのに油断して負ける。違いますか?」

一輝「うさぎは、カメを見下すために走るんです。」

育美「、、、見下す?」

一輝「はい。自分はすごいって証明したいんです。」

あくまで物語の解釈は人それぞれですが、この一輝の解釈には私自身衝撃を受けました。なぜなら、自分の人生や生活の中で、自分がしたいからしていることよりも、他の誰かより上へ先へ行きたいといった競争意識からくる行動がいかに多いかに気づかされたからです。

そもそも、それが悪いことに感じることすらありませんでしたが、身や心をすり減らす生活に疑問を抱いていた中で出会えた『ことば』でしたのですごく感銘を受けました。

エピソード1にして、一輝の人間性に惹かれ始めています。これからのどういった展開になっていくのか、どういった『ことば』に出会えるのか楽しみです。

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